閉じられない「ウイルス警告画面」は詐欺です!危険性と正しい対処法(遠隔サポート対応)

突然の「ウイルス検出!」警告画面は詐欺です

インターネットを見ている最中に、画面が一瞬で切り替わり、大きな警告音が鳴り続ける。

赤い背景で「ウイルスが検出されました!」「至急ご連絡ください!」と大きく表示され、画面を閉じようとしても×ボタンが無い。スマホにも似たようなことが起きますが、パソコンでは特に恐怖が大きいですよね。

Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、どのブラウザでも起きます。「画像をクリックしただけ」「ネットニュースを見ていただけなのに」「動画を見ようとしたら急に」など、いつでも起きるため非常に厄介です。

表示される内容は偽物なのに、マイクロソフトのロゴ風画像や日本語の警告音が出るので、慌てて電話番号を押してしまう方が多いです。でもこの時点でもう詐欺グループの思う壺。これがいわゆる「サポート詐欺」と言われる手口です。

閉じようとしても閉じられない罠

画面が全画面表示になり、キーボード操作も無効化されたように見えます。

音も止まりません。

電源ボタンを押して強制終了しない限り、画面が消えないため「ウイルス感染した」と信じてしまう方が多いのです。

恐怖心につけ込む手口なので、一人でいる高齢者ほど信じやすく、実際に電話してしまうケースが後を絶ちません。

電話してしまうと何が起きるのか

電話すると片言の日本語を話す外国人が出て

「お客様のパソコンは深刻なウイルス感染状態です」「今すぐ遠隔サポートします」と言い、遠隔操作ソフトのインストールを誘導してきます。言われた通りに操作してしまうと、パソコンを完全に乗っ取られる形になります。

画面にはあたかもウイルスが大量に検出されているような偽映像が映し出され、「駆除には料金が必要です」「今すぐ支払ってください」と不安を煽り続けます。

そしてここから金銭被害が始まります。

要求される支払い方法は必ず電子マネー

クレジットカード番号を直接伝えさせると足が付きやすいため、詐欺師は必ず「コンビニでGoogle Playカードを買ってきてください」と言います。高齢者の方は指定されたコンビニへ何往復もさせられます。

  • Google Playカード
  • Appleギフトカード
  • iTunesカード
  • コンビニプリペイドカード

カードの裏面のスクラッチ番号(コード)を伝えた時点で、詐欺師の口座にお金が送られたことになります。支払いは取り戻すことがほぼ不可能です。

実際に当店へご相談のあったお客様の中には、10万円、30万円、中には100万円以上騙し取られた方もいらっしゃいました。


遠隔操作で発生する4つの深刻な危険

サポート詐欺は「お金を騙し取られるだけ」と思われがちですが、実際はそれだけではありません。

遠隔操作ソフトを入れてしまった時点で、犯人はパソコンをほぼ自由に扱える状態になります。

これはデータが奪われたり、口座が狙われたりする非常に危険な状況です。

① パソコンの中身を自由に覗かれる

パソコン内に保存されている写真、住所録、WordやExcelの書類、年賀状ソフトの名簿など、すべてを見ることができます。

どのフォルダに何があるのか、犯人は自由に確認できます。

たとえば「銀行名が入ったExcel」や「確定申告データ」「顧客リスト」なども価値ある情報です。

情報が売買されることで、二次被害(別の詐欺電話やスパム被害)が続く可能性もあります。

② パスワードやカード情報を盗まれる

ブラウザ(EdgeやChrome)にはパスワード保存機能がありますよね。

犯人はそれを一覧表示させ、すべて控えることができます。ネット銀行、Amazon、楽天、Yahoo!などのIDとパスワードが漏れれば、勝手に買い物や不正送金が可能になります。

さらにキーボード入力も見られるため、被害者がカード番号や暗証番号を入力した瞬間に盗み取られる危険があります。

③ バックドアを仕込まれ、何度でも侵入される

バックドアとは「裏口」のことです。気づかれないように侵入口を作り、パソコンの電源を入れているだけで再度侵入できるようにします。

ウイルス対策ソフトには検出されにくいものもあり、一度入れられると削除が困難になります。犯罪グループは世界中にあり、そこへ情報をリアルタイムで送る仕組みを入れられるケースもあります。

④ 銀行やショッピングを勝手に操作される

ログインできてしまえば、ネット銀行では不正送金、Amazonや楽天では勝手に高額商品を購入される危険があります。

特にネット銀行では即時決済が多いため、取り返しがつかない場合もあります。


支払いを止めても安心できない理由

「結局お金を払っていないから大丈夫」と思ってしまう方が多いのですが、これはとても危険な考えです。遠隔操作ソフトが残っている限り、犯人は再び好きな時に侵入できます。

被害に遭われたお客様の中には「支払いはしていないけど、後から銀行口座がおかしい」「SNSのアカウントが乗っ取られた」など、時間差でトラブルが起きた例もあります。

つまり、お金の被害よりも深刻なのは「情報が盗まれ続けること」なのです。

被害に遭ってしまった場合はまず何をすればいい?

すでに遠隔ソフトを入れてしまった、電話してしまった、支払ってしまった…そんな場合は、これからが大切です。被害の程度を正しく確認し、必要な対策をすることで被害拡大を防げます。

まずは遠隔ソフトが残っていないか確認

犯人が操作できる状態が継続しているのが、一番危険です。マイクロソフト製ではない怪しい遠隔ソフトが入っていないかを確認し、あれば削除します。ソフト名を隠して、証拠を残さないようにする犯人もいますので注意が必要です。

パスワードの変更

ネット銀行、メール、Amazon、楽天、SNSなど、ブラウザに保存されているログイン情報をすべて変更します。同じパスワードを使い回している場合は、特に注意が必要です。犯人は自動でアカウントを総当たりで試してきます。

クレジットカードの停止・再発行

すでに番号を入力してしまった場合は、カード会社へすぐに連絡して状況を説明しましょう。利用停止や再発行など、適切な対応を取ってくれます。放置すると、後から高額請求が来る可能性もあります。

不安を感じたら、プロに点検をご依頼ください

犯人が何をしたのか、あるいは何もしていないのかは、被害に遭われた方ご自身では判断できません。

実際に、「何もされていないと思っていたけれど、あとから銀行に不正ログインされていた」というケースもあります。

私はパソコン画面を一緒に見ながら、Microsoft公式で、パソコンに最初から入っていますクイックアシストを使って遠隔サポートで点検を行っています。

変なソフトが残っていないか、パスワード情報の安全性はどうか、設定に問題がないかなど、細かくチェックいたします。

同じ画面を共有しますので、何をしているのか常にご確認いただきながら作業できます。

「心配だから一度見てほしい」「本当に大丈夫か確認したい」そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。


マイクロソフト「クイックアシスト」は安心して使える正規の遠隔サポート

遠隔操作ソフトと聞くと「怖い」と思われる方も多いですが、マイクロソフトが公式に提供している「クイックアシスト」は安心して利用できる正規のサポートツールです。Windows 11であれば最初から入っています。

操作する側とされる側が同じ画面を見ながらサポートするため、何をしているかすべて確認できます。

サポートが終われば操作権限は切断され、無断で再接続されることもありません。

パスワードを入力する画面では操作側に見えない仕組みになっており、情報漏えいの心配もありません。

まとめ

サポート詐欺は、ただのポップアップ広告と言えるレベルから、深刻な金銭被害、そして情報窃取まで発展する可能性があります。

特に一度遠隔操作を許してしまった場合は、知らないうちに危険が続いていることもあります。

自分は大丈夫と思っていても、万が一の可能性がある以上、早めに点検することをおすすめします。お一人で悩まず、専門家にご相談ください。

電話でのご相談が最も早くて安心です

スマホからはワンタップで発信できます。「もし見ている途中で警告画面が出たらどうしよう」そんな不安を抱えたまま使い続ける必要はありません。遠隔サポートでできる限り早く、安全に解決いたします。

困ったらまず、お電話ください

パソコンが起動しない・動作が遅い・メールやインターネットのトラブルなど、どんな小さなことでもご相談ください。

  • ご相談・お見積り 無料
  • 出張費 0円(京都市・向日市・長岡京市)
  • 安心の適正料金で丁寧にご対応いたします
  • 遠隔サポートは全国対応です

受付時間:9時〜21時/不定休

スマホからタップでそのままお電話いただけます。

固定電話がつながりにくい場合は、
080-5335-2410(携帯/代表直通) へお電話ください。

※固定電話(075-681-3032)への着信は、出張中でも代表の携帯へ自動転送されます。サポート中は電話に出れないこともありますが、留守番電話に入れていただきますと空き次第、折り返させて頂きます。