Windows 11のアップデートが99%から進まない原因と解決方法｜京都パソコン修理サポート事例

Windows 11のアップデートが99%から進まないトラブルとは？

Windows 11の大規模アップデート（23H2 → 25H2）を実行した際に、「ダウンロードしたインストールアシスタント」を使った場合、進行が99%で止まり、それ以上進まないというトラブルが発生することがあります。これ、実はかなり多くのお客様が経験されている現象です。

よくある原因

実務経験から考えられる原因は以下です： ・Windows Updateのキャッシュ詰まり ・セキュリティソフト（特にウイルスバスター）の干渉 ・インストールアシスタントの不安定動作 ・ストレージの検査処理が長時間継続 ・アップデート中にセキュリティ保護がかかる 特に、ウイルスバスターによる保護監視が強く、処理が止まるケースが非常に多いです。

99%で止まった場合の対処方法（最も安全な順）

① 電源長押しで強制シャットダウン 12時間止まっている場合は、処理が進んでいない状態なので停止してOKです。

② Windows起動後、ウイルスバスターを一時停止 右下の「^」 → ウイルスバスター → 保護停止 これでアップデートに干渉しなくなります。

③ Windows Updateから直接アップデート 設定 → Windows Update → 更新プログラムのチェック → 「ダウンロードしてインストール」 インストールアシスタントではなく、Windows Update経由での更新が成功率が高いです。

それでもダメならキャッシュ削除

以下は非常に効果的な方法です。 管理者でコマンドプロンプトを開き、

net stop wuauserv net stop bits

次に以下のフォルダを開き、 C:\Windows\SoftwareDistribution 中のファイルをすべて削除

その後 net start wuauserv net start bits → 再起動 → 再度、Windows Updateでアップデート

セキュリティソフトが原因だった実例

今回のお客様の事例でも、内蔵SSDや容量不足は原因ではなく、ウイルスバスターによるアップデート阻害が原因でした。保護停止後、Windows Updateからの更新に切り替えたことで、正常に進むようになりました。

まとめ

Windows 11のアップデートが99%から進まない場合、多くの場合はセキュリティソフトやWindows Updateのキャッシュ問題です。あわてず、以下の方法を順番に試してみてください。 ・ウイルスバスター保護停止 ・Windows Update経由で更新 ・キャッシュ削除 これらでほぼ解決できます。

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